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概要

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??- 13広範囲熱傷女児の長期経過観察例(妊娠・出産できた症例)○奥田良三(京都第二赤十字病院)衞藤美穂、加藤聖子、(同産婦人科)広範囲熱傷で熱傷治療後高度瘢痕拘縮を持つ女性が、結婚し妊娠することは困難と思われる。また結婚しても瘢痕拘縮が時々妊娠・出産の障害となることも懸念される。今回、私達は5歳時に受傷したⅡ・Ⅲ度熱傷65%の女児を20年にわたり外科的治療(合計10)し、長期に経過観察し、結婚。妊娠して妊娠中腹部の瘢痕拘縮を解除する手術をせず、経腟分娩にて出産できた症例を経験したので考察を含め報告する。(上京東部医師会)??- 14整容性を考慮に入れた乳癌手術と治療成績○松谷崇弘(康生会武田病院)乳癌術後補助療法においては、乳癌診療ガイドラインに即した治療方針が選択されることが多い。しかし、乳癌外科的治療においては、各々の施設によって術式選択の基準が違い、また各術者によっても皮下剥離や乳腺切除範囲は様々である。整容性への配慮よりも、より広範囲な切除が望ましいとする従来の古典的乳房切除がいまだに散見される。しかしながら、乳癌治療における重要な課題は、外科的治療から標準化された術後補助療法に、そして根治性のみならず整容性をも重視する方向にシフトしてきている。つまり、根治性と整容性をとのバランスが重要である。現在に至るまで251例の筆者が行なってきた整容性を考慮に入れた乳癌治療における術式選択の変遷と、術後経過や治療成績を報告する。(下京西部医師会)?会場―27―