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概要

igakukai

??- 133D造形モデルを用いた下顎歯肉癌に対する治療○土岐博之(洛和会音羽病院)唐澤浩紀、井上唯史(同形成外科)黒川聡司、髙嶌森彦、今井裕一郎(同口腔外科)広範囲な下顎歯肉癌に対する外科的治療の場合、下顎区域切除術および頸部リンパ節郭清と下顎再建が同時に行われることが多い。また、下顎の硬性再建には、再建プレート、血管柄付遊離骨移植(肩甲骨、腸骨、腓骨)を用いて再建する方法がある。当院では、広範囲な欠損の場合、再建プレートまたは血管柄付腓骨皮弁による再建を行っている。今回我々は、下顎歯肉癌に対する術前シミュレーション手術に、下顎骨の3D造形モデルを作製し、サージカルガイドを用いて下顎区域切除術を行った。また、術前3D腓骨モデルを用いて、下顎再建に使う骨切りの位置決めと骨切り後の立体モデルの作製をした。正確な下顎骨切りと血管柄付腓骨皮弁で計画通りの下顎形態が再現でき、下顎骨の対称性が得られたので、症例提示とともに報告する。(山科医師会)?会場―31―