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概要

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?会場??- 22在宅での検案の実態○藤田祝子(ふじた医院)伊藤照明(イトウ診療所)【はじめに】平成26年版厚生労働白書の「最期を迎える場所~希望と現実」で「死を迎えたい場所」で「自宅」が49.5%に対し、「実際に死を迎えると思う場所」では「自宅」が16.6%であった。現実は「実際に死ぬ場所」が自宅:12.8%に対し、病院:75.2%にのぼる。政府は施設を含めた在宅療養の環境整備として、地域包括ケアシステムの充実のための取組みをしており、各地区医師会で奮闘している。【方法と結論】京都府警察の協力を得て京都府、下京区、南区、右京区での平成29年の死体検案数、そのうち自宅での検案数、さらに独居の検案数をまとめた。独居の方が亡くなられた時に、警察のお世話にならず、かかりつけ医が往診し死亡診断書を作成することにより、希望通り自宅での穏やかな死を増やすための地域での取組みについて若干の考察を加えて報告する。(下京西部医師会)??- 23スポーツ傷害に関連する訴訟事例からみる医療安全対策○宇田憲司(宇田医院)【初めに】スポーツ現場での傷害や引き続き併発する障害には、現場対応の是非、引き続く救急医療やその後の医療経過・医療管理上での医師等の判断・処置の是非が問われる。そこで、スポーツ傷害・併発症に関連の代表的訴訟事例を挙げ、裁判所の事実認定と判断過程を抽出し、責任の所在や再発防止に資する注意義務のあり方等を分析し、スポーツに関連する日常診療等での留意点を述べる。【対象と方法】判例誌・判例集積電子媒体などから医師・医療機関等に責任を追及した代表事例12例(上訴審判決で昭和51年9月29日~平成27年12月25日)を検討する。【結果】原告勝訴5例、敗訴7例で、事例的には、死亡群5例と骨・関節部局所損傷群7例であった。【結論】症状誤認や誤診・遅診による処置開始遅滞や過剰な処置の追加での障害が問題となる。(宇治久世医師会)??- 24高齢外来患者さんの睡眠についての調査○大森浩二(大森医院)【はじめに】昨年のこの会で、当院受診103名の方の睡眠、夜間排尿などを調査し報告した。その後、実際に相談を受けることの多い65歳以上の方を対象にして調査分析したので報告する。【対象】2017年10月から2018年6月までに当院を受診された65歳以上の外来患者307例【調査内容】1.睡眠時間2.就寝時間3.起床時間4.夜間覚醒回数5.夜間排尿回数6.昼寝の有無・時間7.熟睡感8.睡眠満足度9.睡眠剤服用の有無【結果】1.7.7時間2.78%は夜中0時までに就寝3.28%は朝6時までに起床4.1.9回5.1.4回6.昼寝なし55% 7.81%あり8.睡眠満足81% 9.32%昨年のこの会で発表した症例と比較し検討結果を発表したい。(下京西部医師会)―34―