印刷文化と共に…京都の地に根ざした総合印刷会社です。

為国ブログ

TVで紹介された京都の印刷会社

今月11日(金)に、たまたま見ていたテレビで京都のある印刷会社(T社)の紹介がされていました。
京都では、ハイテク、伝統産業に次ぐ第3の地場産業が印刷業であり、昔から宗教文化の総本山や大学が多くあることがその要因だそうです。
しかし印刷業界は、売上げから見ると20年前に比べて約3分の2まで縮小してきており、大変厳しい状況に置かれています。そのような現状を踏まえ、T社はオンリーワンの商材、オンリーワンの京都、つまり京都にある印刷会社として、お寺、伝統芸能、伝統産業といった手作り感のあるもの、そして世界に一つしかないものにこだわりを持ち、価値を見いだそうと考えながら印刷とwebに取り組んでいるそうです。そこでT社は「ユニバーサルデザインで個性を」「web事業で京都に恩返しを」「印刷とweb、両輪のバランス」を柱として今後の展開を考えてられます。
また寄付金付用紙「チャリティーペーパー」「ワクチンペーパー」や「盲導犬支援ペーパー」などパンフレット等に使用する用紙を購入すると、その一部が寄付されるという新しい社会貢献活動にも取り組んでおられます。
番組のコメンテーターは、「印刷業とweb事業の両輪がかみ合った時、京都型の個性派印刷企業が輝きを増し、これからは待ちの姿勢であった受注生産型から、優れた技術、社員の知恵、そして社会貢献的発想で、お客様のニーズを先取りした情報加工のサービス業に転化していくことが問われる」と言っていました。
この印刷会社は、今私どもの会社が取り組もうとしている事を、既に先んじて実行しており、我々もいかにオンリーワンの会社になれるか勉強し、そして厳しい業界の中で生き抜いていくことが「できるといいな」と思います。

(営業部・YM)

2011.02.15 | カテゴリー:京都

ブログ開設

子供の頃は学校から帰ると花園高校か妙心寺の境内に、雨の日は家の奥にある印刷工場が遊び場でした。印刷用紙や活版が印刷機にセットされて、ガッチャンガッチャンと機械が動き出すのが楽しくて見飽きませんでした。油が染みこんで黒光りした木の床とインクの匂い、裸電球、決して読みやすいといえない手書きの原稿、使い込まれた漢和辞典に咥えタバコ。今から思えば職人さんたちの世界があったのですね。

時代は変わりアナログからデジタルへ。経験や勘ではなく、スイッチ一つで誰もが高度な印刷と安定した品質管理ができるようになりました。その技術革新の素晴らしさに感動しつつも、当社の社内では、若いスタッフがさらに若いスタッフをつかまえて「君はもっと印刷のこと勉強せんとアカン」なんて説教をしている姿を見て、今の時代もまんざらではないなあと思うこの頃です。

このたび、為国印刷のブログを立ち上げることになりました。なんといっても”印刷”にこだわりつつ、ときにはよもやま話しも…、当社営業スタッフとともに育てていきたいと思っています。どうか末永いおつきあいをお願い申し上げます。

為国印刷株式会社 代表取締役 為国光俊

爲國光俊

2011.02.10 | カテゴリー:社長日記

Pages: Prev 1 ... 33 34 35 36 37